今年もホームデュポで生木のツリーを買いました。
うちは何がなんでも生木派です。
匂いがいいというのもありますし、私のノスタルジックな気持ちを踏襲しているというのもあります。
私の実家はずっと生木のツリーでした。
私が幼児の頃父が小さなもみの木の鉢植えを買ってきて以来、ずっとその鉢植えのもみの木にデコレーションしていました。
20年経ちあまりに大きくなりすぎたもみの木は教会に寄付して姿を消しました。
以来実家はイミテーションのツリーですが、それは私が実家を出た後のお話。
わがクリスマスツリーは生木に始まり生木に終わるのです。
ツリーの買い出しは家族全員で、軍手をはめて出かけます。
なんと言いますか、クリスマスツリーに対する思い入れが強い家なんですね。
そんなツリーに対するアレコレを書きますね。
生木のツリーの選び方
ここ10年ぐらい、ツリーはホームデュポで買っています。
比較的安いし、オーガナイズされているから。
大きさはいろいろあるんですが、木の種類はふたつ。
Douglas Fir(ダグラス・ファー)とNoble Fir(ノーブル・ファー)で、香りが良いのはNoble Fir(ノーブル・ファー)です。
Noble Fir(ノーブル・ファー)の方が少し値段もお高め。
今年はNoble Fir(ノーブル・ファー)の7フィートのものにしました。
ツリーの選び方なんですが、葉っぱを1本むしります。
むしる、といっても、2センチぐらいの針状のものなので、むしったって誰も気にしません。
それを親指と人差し指で曲げてポキッと折れるものはダメ。
しんなりと曲がるものが新鮮です。
カッターナイフを持参するのも忘れずに。
ツリーはネットをかけられてスリムな形で並べられていますから、枝ぶりを調べるにはカッターナイフでネットを切る必要があります。
Home Depot では、支払いを済ませたら、根元をバリバリとノコギリで切ってフレッシュにし、ネットをかけ直してくれます。
そして、車を近くに持ってったら、上にラップでぐるぐる巻きにして固定してくれる。
ツリースタンドとツリースカート
家に持ち帰り、ツリースタンドに立てます。
立てたての状態は、枝や葉っぱがタイトにくっついてるので、広がってくるまで飾り付けはできません。
だいたい1日ぐらい置いておきます。
ツリースタンドに水をたっぷり張ります。
切り花延命剤を水に混ぜるとツリーが長持ちするらしいです。
うちでは3日に一度ぐらい水に混ぜてます。
足元には「ツリースカート」っていうのを敷きます。
クリスマスツリーが「それらしく」なるには、このツリースカートが必須だと思います。
ここを省くとヒジョーにダサイ。
このツリースカートの上に、家族へのプレゼントをどんちゃかどんちゃか置いていきます。
遠くに住む親戚から郵送されてきたプレゼントとかも、いっぱい置いていく。
クリスマス当日の朝まで、プレゼントを開けるのはおあずけ。
朝、パジャマのままでツリーの前に座り、各自用のプレゼントのラッピングをビリビリと破いていく、みたいなのが風習ですかね。
子供が小さくてサンタさんを信じていたころは、クリスマスの朝は本当に楽しくて幸せに包まれた時間でした。
もはや家族の誰一人としてサンタを信じる人間はいませんし、プレゼントも欲しいものをリクエストする方式に変わってきております。
私など、自分の欲しいものを自分でネットオーダーしちゃってるありさま。
我が家のこだわりとしては、たとえ自分でオーダーした自分用のプレゼントであろうとも、体面上の送り主がラッピングしてツリースカートの上に置く決まりです。
そしてクリスマス当日になるまで開けるのもお預けです。
このツリースカートは今から20年前に作ったものです。
市販の安物じゃないのは高いし、スカートを広げた面積がうちの家には広すぎるんです。
3人家族でアメリカに親戚なんか一人もいませんから、ブレゼントの数もしょぼいですし。
綿ブレードでキルト綿を挟み、☆模様にキルティングしてあります。
どうせブレゼントの包みを上に置くのですから、スカートはシンプルにしました。
シーズンが終わったら洗濯機で丸洗いして乾燥させ、片付けます。
20年経ってもケバダチもせず、頑丈なもんです。
思い出いっぱいのオーナメント
オーナメントは毎年一つか二つ選んで買って、増やしてきました。
近年は旅先で、自分用のお土産にクリスマス用のオーナメントを買うようになりました。
というのも年に一度ツリーを飾る時、オーナメントを手に取るたびにその旅行の思い出がよみがえってくるのはなかなかいいものだと気づいたからです。
たとえばコレ↓は息子が恐竜にハマりまくっていたころ、アメリカ自然史博物館で買ったもの。
コレ↓はルイジアナ州ニューオーリンズに旅行したときのもの。
コレ↓はロードアイランド州ニューポートで買ったもの。今から14年前ですね。
3年前キーウエストに旅行した際に購入したキーライムパイのオーナメント↓。
今年はグランドサークルとフランスに旅行したので、ナバホのドリームキャッチャーとエッフェル塔が仲間入り。
猫は例年のごとくプレゼント化しておりますが。
クリスマスディナーのメニューも決まっていて、ローストビーフとヨークシャープディング。
大量の肉をネコ共々楽しみます。
デザートはフルーツケーキをクグロフで焼きます。
幸せでいっぱいのクリスマスも、辛くて悲しくて血を吐きそうな気持ちのクリスマスもありました。
それでも欠かさず飾ってきた生木のツリーは我が家の数少ないトラディションなんです。
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