ベッドルームの工事に着手します。
この家にはベッドルームが5部屋もあるのです。
夫婦ふたり暮しなのに。
そして現在はリビングにベッドを置いて寝ています。
早く人間らしい暮らしをしたいものです。
工事前のズタボロ状態
最初は2階の真ん中のベッドルーム。
↓お約束の絨毯。
何故この部屋から直すことにしたのかというと、一番ダメージが少ないからです。
天井は真っ平ら。
壁もクローゼットまわり以外はオッケー。
床も傾いていません。
ただ、クローゼットの中のプラスターが悲惨な有様です。
↑これはクローゼットの天井を下から見上げた写真。
水漏れのダメージでプラスターが割れまくっております。
このクローゼットの中を下水道管が通っております。
真上にバスルームがあります。
↓ドアまわり。
ドアノブなどありません。
ドアが傾いてないだけマシですが。
幾重にも塗られたペンキが怪しい。
アスベストのあった家なので、もちろん「レッド(鉛)ペイント」のテストをしています。
アメリカでは1970年代まで普通に鉛入りのペンキが使用されていました。
耐久性の点で、むしろ鉛入りのペンキの方が高級だったそうです。
ラッキーなことにテスト結果はネガティブでした。
絨毯の撤去と石膏ボード張り
ベッドルーム工事、まずは床の絨毯はがしとステイプル抜きから。
次は壁。
クローゼット側の壁すべてのプラスターが完全アウトです。
ダメージがひどすぎるので、この面だけ石膏ボード(シートロック)を張ります。
プラスターをはがさず、上から3/8インチの薄々シートロックを重ねばり。
シャミお、がんばる。
息子も手伝う。
私がサイズを計り、印をつけ、カットしたものを
とーちゃんにいちゃんが張っていくという流れ作業です。
クローゼットの中は天井まで。
3/8インチのシートロックはさほど重くないのですが
薄々だけに割れやすい。
なるべく継ぎ目を少なくしたいので(ジョイントコンパウンド仕事を減らしたいので)
シートロックは刻みたくないワタクシ。
男衆に手伝ってもらって、助かりました。
ペイント前の石膏ボードの仕上げ
壁に張った石膏ボード(シートロック)の境目に専用のメッシュテープを張り、ジョイントコンパウンドを塗ります。
ねじ釘穴にも塗る。
コーナーは紙テープを濡らしたものを張って、その上にジョイントコンパウンドを盛って行く。
基本3度塗りです。
コーナーは片側ずつ塗って乾いた後もう片側を塗るのが私のやり方。
だからこの工程は、紙テープ1回+2回×2日で5日かかります。
プロは1日でちゃちゃっと塗っちゃいますけどね。
サンディングをなるべく少なくするために、塗り工程は丁寧にすることにしています。
そしてサンディング↓。
心の目で平面をにらみつつ。
いろいろペイント
その後ペンキを2度塗り。
前にも書いたことあると思うけど、日本ではここでクロスを張るのが普通なんですよね。
「それが普通」って、日本ならでは、というか、日本だけだと思う。
クロスなんか張ったら後が大変だろーに……。
モールディングの欠損部分を木工パテで補修し、ペイント。
ラジエーターカバーをスプレーペイント。
これやってたのは真夏。
すぐ隣のCOOPのプールで子供がキャッキャ言ってるのを聞きながら、汗ダラダラでジョイントコンパウンドの粉にまみれてゼーハー働いていました。
コメント
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はじめまして!
本格的なDITの数々、勉強になります!あこがれてしまいます。
さかのぼってじっくり読ませて頂いているところです。
築20年の集合住宅(いまは賃貸にしている)のリフォームをなるべく自分で出来ないかと検討中なのですが、近ければともかく、車では行けないくらい遠くなので悩むところです。
「壁紙なんて張ったら後が大変だろうに」とありますが、日本ではほぼ必ず壁紙をはりますが、ペンキ塗りの方が何故後が楽なのでしょうか?
日本だと壁紙張り替えの際はビニールの巾木を貼り直すのですが、ちゃんとした木の巾木があるとそうはいかないので、そのへんかな。
あと、次回に壁紙を剥がす手間でしょうか。
またほかの場所にもコメントさせて頂くかとおもいますが、よろしくお願いします。
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はじめまして。
>日本ではほぼ必ず壁紙をはりますが、ペンキ塗りの方が何故後が楽なのでしょうか?
日本でほぼ必ず壁紙を貼る理由は二つあると思っています。
ひとつは、シートロック(石膏ボード)や合板の継ぎ目や釘穴をパテ埋めして真っ平らにするという工程がテキトーでも、壁紙だと誤摩化せてしまうからラクという理由。
もうひとつは「壁には壁紙を張るもんだろ」という固定観念ですね。
壁紙でもペンキでも、時間が経つにつれて状態が劣化します。
ペンキだと汚れたところだけ同じ色で上塗りしたり、全体を塗り直したりするだけです(巾木もそのままです)。
壁紙の場合、きれいにはがして、残った糊の処理をして、巾木をめくって、壁紙を張り直し、巾木を付け直す、と、これだけの手間ひまをかけなければなりません。
壁に額をかけたり棚をつけたりした際にできる「釘跡」の修繕も、壁紙だとけっこうむずかしかったりします。
こちらでは壁紙を張る場合、「白」や「グレー」などのシンプルなものを選ぶ人は稀で、何か個性的な柄、ファンシーな柄を壁にもってくるために壁紙にする気がします。
その「個性」は住人が変わると邪魔になり、大抵とっぱらってしまいます。
うちにも壁紙部分がありましたが、情け容赦なく全部はがしてペンキをぬりました。
あ、それとペンキの質も関係するかも。
昔のペンキはパラパラとはがれてきたりしていましたから、日本ではそれが嫌われたのかもしれませんね。
最近のペンキは本当に質がいいです。
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ありがとうございます。
塗るのもありかも、という気持になってきました。
(シートロックが石膏ボードということもわかってよかったです。何だろうなー、石膏ボードぽいけどもっと違う素材かな?と思っていました)
最近日本の自然派インテリアでは壁に珪藻土を塗るのがはやっているようです。そちらではどうですか?
釘跡の処理とか、壁紙より更にややこしそう・・。
壁の一面だけ、別の色にしたりする場合もありますが、3面ペンキ、1面だけ色柄の壁紙、というのはアリでしょうか?質感が異なると変なのか、それとも塗料と壁紙が混在しても問題ないのか・・。
質問ばかりで申し訳ありません。お手すきの時にでも教えて頂けると嬉しく思います。
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アメリカで珪藻土が使用されることは普通ありません。
というのも、珪藻土は発がん性のシリカを含むため、カリフォルニア州では使用禁止になっていたりします。
アスベストと同じ扱いです。
真偽のほどは分かりませんが、「危険」と言われるものをわざわざ使うこともない、というのも言えると思います。
>3面ペンキ、1面だけ色柄の壁紙、というのはアリでしょうか?
そりゃ何だってアリですよ。
そのあたりは好みの問題ですからね。
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こんにちは!
壁塗りに挑戦すべく、先日、ベンジャミンムーアの塗装教室に行ってきました。壁を教材に、マスキング、ハケ、ローラーなどひととおり教わってきました。
ベンジャミンムーアの塗料は、マヨネーズのようにとろみがあってびっくりでした!
感想は、思ったより難しいかも・・・でした。
茶色の上に、白で塗っていったのですが、一度目の塗りがあまりに薄かったのか、2度塗りが終わっても下の茶色がうっすら透けているような感じで・・。
垂れない程度にたっぷり含ませて塗った方がいいのかな。
もとの色と塗る色が近ければ、目立ちにくいかなあ。ううむ。
あと、乾きが早いので相当の手早さ・段取りの良さが必要だな、と思いました。
天井はまた別のコツが必要かも。
いろいろ不安ですが、チャレンジしてみようかと思っています。
窓枠を別の色で塗っていらっしゃいますが、マスキングなしでまず壁を塗り(多少窓枠にはみ出つつ)、次に壁にしっかりマスキングして窓枠を塗る、という手順でしょうか?
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ペンキ塗りの塗装教室ですか!
Fujikaさんは真面目ですね。
私は全部テキトーですよ。
2度塗ってイマイチだったら3度塗る、みたいな感じです。
>窓枠を別の色で塗っていらっしゃいますが、マスキングなしでまず壁を塗り(多少窓枠にはみ出つつ)、次に壁にしっかりマスキングして窓枠を塗る、という手順でしょうか?
そーです、そーです。
私はマスキングだけはきっちりやる方です。
手が震えちゃうんでね(酒の飲み過ぎ)。