息子部屋の収納力と片付け能力をアップさせる家具作り

とっくにサンタさんを信じていない汚れた大人の我がファミリー。
クリスマスプレゼントは各自の希望を聞くカタチとなっております。

まあ、私も絶対に身につけないブローチとかもらっても困るし。
それはそれでいいんですが。

息子にも今年の希望を聞きました。
そしたら

っていうんですよ。

部屋を片付けたいそうです。
今年のプレゼントは手作りの棚で決定です。

現場検証して本当に必要なものを査定する

もう少し詳しく息子の希望を聞き、現場検証をすることに。

机が小さいので上に乗っている小引き出しを置く棚を増設して、作業スペースを広く取りたい、というのが息子の希望です。

この家に引っ越したとき、机が小さくなるけど大丈夫かって聞いたやん……案の定やん……。

机の右側にはキーボードが置いてあり、そのスタンドが邪魔というか、掃除しにくい。
収納の絶対量が足りないことは間違いなさそうです。

以上の現場査定に基づきご提案させていただいたのは、以下のプロジェクトです。

①新たなボックス家具を作る

②新たなデスクトップ天板をつける。脚の部分は使い回し

③机左下のボックス家具に扉をつける

④ナイトスタンドをデスクスタンドにリメイクし新たなスイッチをつける

⑤ゴミ箱制作

以上です。

「全面的におまかせ」ということなので、早速制作に入りました。

①まずはボックス家具作り

ボックス家具作りって本当に簡単なんです。
材料も少ないですし。

うちには端材がたくさんありますから、適当な板を見繕って刻んでいきます。

側面となる板に、棚受け用の穴をあけておく。

ベースモールディング(巾木)に干渉しないように、側板の下部を切り欠いておきます。

組み立てます。見えないところはL字金具使用。お約束。

あっさり組み上がり。
最近こういう簡単家具を作るときは、ビスの頭を隠す加工をせず、ファニチャー用の黒いビスを使用することが多いです。

不要になったとき、バラして他のものにリメイクしやすいようにと、考えてのことです。

組み上がったボックス家具はオイルステインで着色し、ポリウレタンを塗りました。

底板が切り込んであるのは、コンセントのアウトレットに干渉するためです。

出来上がってサイズをチェックしたら、高さを間違っておりました。
しかも3/4インチの板1枚ぶん短い(涙)。

そこで板1枚を重ね貼りして修正することに。

以前バラした家具の使い回し、プラス、新しい板をビスケットで継ぎ足し。

くっつけた。加工がゾンザイ。

②机の天板サイズを大きなものに取り替える

LOWESで集成材を買ってきてカット。
オイルステインを塗りました。色は安定のプロヴィンシャル。

床に使ったポリウレタンのあまりを3度塗り。
机なので、しっかりと塗っておきました。

旧デスク天板に付けていた脚を外し、新たな天板にくっつけました。

③机左下のボックス家具に扉をつける

扉を作ります。

材料はパイン材(の端材)。
トリマーで溝を1/4インチの掘る。

厚さ1/4インチの合板(端材)を挟み込み、ビスケット接合で、扉完成。

オイルステイン→ポリウレタンで塗装した扉は、ヨーロッパヒンジでボックス家具に取り付けます。

④ナイトスタンドをデスクスタンドにリメイクし新たなスイッチをつける

息子机の左側にはベッドがあり、机とベッドの間には床置きナイトスタンドがありました。

この隙間がうっとおしい。
ホコリもたまるし、デスクスタンドとして使用するには高さが低すぎる。

そこでこのナイトスタンドをデスクに作りつけにし、ベッド側と机側両方でで使えるようにリメイクします。

ナイトスタンドを解体しました。

↓赤で囲んだ部分から電線が出ているのが邪魔になるので

天板の下の部分から電線が出るようにパイプに新たな穴をあけました。

「さあ寝るか」となったときにサクッとスイッチが切れるように、ボックス家具側面に新たなスイッチをつけることにします。

スイッチの大きさに合わせて、四角く穴をあけました。

スイッチを埋め込みます。

デスクライトの根元に、コンセントとUSBのアウレットも埋め込んでおきました。

⑤ゴミ箱制作

これは頼まれてないんですが、インテリアを邪魔しないような風情の、机とベッドの間に収まるゴミ箱も作りました。

このゴミ箱は本当に簡単で。
端材の薄々合板を切ったら、ネールガンでスパンスパーンと何箇所かとめるだけで出来上がり。
本当に一瞬で仕上がるんです。

外側だけにminwaxのpolyshadesという、ステインとポリウレタンがいっぺんに塗れる塗料を一度だけ塗って仕上げています。

完成

完成はこんな感じになりました。

最近の若者である息子は、ベッドに横たわり、眠りに落ちる寸前までラップトップを見ています。

さあ寝よ、となったとき、すぐ横のラップトップホルダーにパソコンを放り込み、その横のスイッチでライトを消せばいいような仕様にしてみました。

「棚」はラッピングしてツリーの下に置くわけにいきませんから、今年のこのクリスマスプレゼントは前渡しです。

もうすでに机の上はとっちらかっております。
少なくとも「机が小さいから」「棚がないから」散らかしているという言い訳は、今後通用しません。
片付けろっちゅうねん。

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