116年前のオリジナルハードウッドフロアを自力で復活させた

3階ホールウェイの元の状態↓。

3階廊下

絨毯をひっぺがすと、オリジナルのハードウッドフロアが出てきました。
(例によって写真撮り忘れ)

古い家のリノベーションでこれほどうれしいことはありません。
オリジナルディテールって、すごく値打ちがあるんです。

何故そんな値打ちモノに薄汚い絨毯なんか張ってしまうのか、と言いますと、古い床をリフィニッシュするのはすごく手間がかかるからなんです。
それ専門のプロの業者もいるぐらいで、手間がかかる分工事費もすごく高い。

だったら簡単に絨毯をぱんぱーんと張ってしまおう、ってことなのでしょう。

自分でやれば「手間賃」はタダなので、もちろん私は自分でやってしまいます。
その工程を紹介します。

サンディングマシーンで床の表面を削りお落とす

まずは古い塗料などを削り落とすサンディング作業から。

3階ホールウェイ床


床のリフィニッシュにはドラムサンダーをレンタルするのが普通なのですが、このホールウェイは3畳ほどの広さなので家にあるサンディングマシーンで削ることにしました。

3階ホールウェイ床サンディング

40gridでざっとサンディングした後↑。
ホワイトオークです。
周り縁に細く張られた部分だけレッドオークだと思う。
古い床の典型的なデザインですね。

ウッドフィラーを塗ってさらにサンディング

3階ホールウェイ床フィラー

絨毯をはがした後の何百というステイプルの跡や釘跡、隙間などを、ウッドフィラーを塗って埋めていきます。

3階ホールサンディング終了

ウッドフィラーを塗った床を今一度サンディングしました。
 

周りブチをオイルステインで着色

次は周り縁のディテールを際立たせるために、濃いめのオイルステインで着色しました。

3階ホールオイルステイン

ポリウレタン塗装で仕上げ

最後にウレタン塗装します。
仕様しているのはオイルベースのポリウレタン(つや消し)。

周り縁以外は着色していないのに、ポリウレタンを塗ると結構色目が濃く出ました。
これ、ホワイトオークじゃないかも。レッドオークかも。
だとしたらウッドフィラーの色間違えたけど、笑とけ笑とけ(わっはっはっは)。

3階ホールポリウレタン

プロはこのウレタン塗装の際、スポンジパッドでだだーっと伸ばすんです。
そして乾いたらサンディング→ふたたびポリウレタン。
これを2~3回繰り返すわけなのですが
普通2回かな~。3回塗ってくれる業者ってあんまりいないなー。

わたしはここの部分に作業的こだわりがあり
木目に沿ってハケで塗るんです。
何故かというと、ハケで丁寧に塗るとサンディングしなくていいから。
「ハンドラビング」っていうテクスチャーがつくから。

ポリウレタンを3回塗って、作業は終了です。

できあがり

3階ホールできあがり


アンティークウッドならではの質感がすばらしいです。
なんとも言えない味がある。

古い家が人気なのは、こういうところでしょうね。

コメント

  1. くもがくれ より:

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    116年前、オリジナルディテール、アンチークウッド・・・・、この言葉の先に、19世紀のアメリカン・アンチークの世界が見えます。もうどっぷり骨董趣味にはまってるのか、、もともとの骨董趣味がが高じて、19世紀の家を買ったのか(笑)、その世界もも楽しみです。

  2. podmama より:

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    凄い、綺麗です。 木をリフィニッシュするのって本当に手間暇かかりますが、あの木目が綺麗に出てくる感じ、最高ですよね。 縁のデザイン、凝っていてやはり昔に建てられた家ならではの醍醐味って感じです。 またお勉強させて頂きました!

  3. brook より:

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    PASS:
    コメ返し遅くなり申し訳ありません。

    > 骨董趣味
    もともとそんな趣味はなかったんですが、アンティークまでいかないコレクティブの食器なんかは買ってますねー。

    古い家を買ったのは、ただただ財政的事情でして。(ボロ家を買っただけですね)
    このあたりの家はだいたい全部古いのです。
    地震もないですし、戦争で空爆もされてませんしね。

  4. brook より:

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    PASS:
    コメ返し遅くなり申し訳ありません。

    古い家にはその時代ならではのディテールがあって、それが使えそうならなるべく残したいなー、って思います。
    我が家は3階の床と、ウインドウ・ケーシングぐらいですね、オリジナルが残っているのは。
    そのあたりは残していきたいと思っています。

  5. Fujika より:

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    またもおじゃまします。(珪藻土の禁止についてはびっくりでした!)
    フローリングの塗装はオイルベースのポリウレタンを使っていらっしゃいますが、これはいわゆる油性ウレタン塗料、ですよね。
    水性、油性とあるようですが、油性を選んでいらっしゃるのは何故でしょう?もちのよさかな
    (水性だと匂いの点では弱いという利点があるとか)
    こういう塗料は、上手にリズムよく塗らないと表面が滑らかにならなさそうで、難しそう・・・と思ってしまいます。以前家具を塗装したことがあるのですが、適当に塗ってもまだらにならないオイル塗装(オスモカラー)にしました。繰り返し塗ることで、防水性はできて塗り直しは不要ですが、床となると、ワックスかけとか塗り直しとか、しないといけないでしょうね・・。

  6. brook より:

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    私はあくまでシロートのおばさんですので、日本の塗料の名称などさっぱり分かりませんし、参考程度に聞いてくださいね。

    >水性、油性とあるようですが、油性を選んでいらっしゃるのは何故でしょう?

    油性の方が強度があるからです。
    ポリウレタンはコーティングの役割をします。

    前の家の床も自分でサンディングしポリウレタンを3度塗りしましたが、16年間一度もワックスがけなどしませんでした。
    床のワックスがけも日本の文化といいますか、強迫観念のような気がしています。
    だだっ広いアメリカの家の床を、半年に一度ワックスがけできる人間がどれほどいるでしょう。
    だいたい家の中を靴で歩き回る文化ですから、床をなめるように可愛がったりしないです。

    傷だらけになったらサンディングしてポリウレタン。
    自分でやる馬鹿は私みたいなビンボー人だけ。
    ほとんどが業者に頼みます。

  7. Fujika より:

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    ありがとうございます!とっても参考になります。
    アメリカではホームセンターでドラムサンダーの貸し出しを行っていますし、サンディング、塗装を自分でやる方はそこそこいるのでは☆
    Apartment therapyというサイトのDIYコーナーを見ると、やはり同様に古い床をサンディングしている例があります。わくわくしながら読んでいます。
    日本だと、サンディングはほとんどしないようで、それができる業者は日本に数軒くらいかもしれません(ネットで分かる限りでは)。勿論DIYでもやる訳はなく、ドラムサンダーをレンタルできるようなところはなさそうです。
    日本はそもそも薄い表層だけ化粧材のフローリングを糊や釘でバリバリに留めているので、傷んだら使い捨てなのだそうです。

    いつもフローティング工法を採用されていますが、これまでフローリングがずれたりふくらんだりなどの不具合は・・・ないですよね。
    日本でリフォーム業者やフローリング材商社にこの工法について質問すると、できなくはないけれどおすすめしない、と口をそろえたように言います。ほんとかなあ。なんでダメなのかなあ。

    日本だけの風習・常識があるような気がして仕方がありません。

  8. brook より:

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    PASS:
    私がフローティング工法を選択したのは、家が古いからです。
    床の歪みや傾きは、ゆっくりとではあるが現在進行形なので、フローリング材1本1本を釘や接着剤で床に固定する方法だと、いずれズレや軋みが起こる可能性が高い。
    フローティング工法は面で床を構成するため、それが少ないと踏んだのです。
    それと、工事が簡単で早い、というのもあります。

    ハードウッドではなくエンジニアウッドを選んだのは、第一に価格面ですが、フローティング工法と相性が良いということもあります。
    強度があり、反りにくく、状態が安定していること、3回までサンディングできることも魅力でした。

    日本の業者が嫌がるのは、実際にやったことがないからでしょう
    日本の職人さんはプライドばかり高くて頭が固いおっさんが多いと思います。

    Fujikaさんにはいつもマジレスしてしまいます。
    コメントの少ないブログなので、うれしいです。

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