古い暖房用ボイラーを新しいものに交換
今度の家の暖房システムも、前の家と同じくスチームラジエーターです。
地下室のボイラーで水を温め蒸気を作って、家中のラジエーターに循環させるシステム。
昔からのやり方です。
購入時のインスペクターのおっさんには、ホットウォーターを循環させるシステムに変えた方が省エネになる と言われたけれど、そこまでのゼニがおまへん……。
で、そのボイラー。
まあスゴイです。
何がスゴイか分かりませんか。
分かりまへんよね。
何がスゴイって、このボイラーは最初は 薪をくべるボイラー だったってことです。
ボイラーの正面に扉がついています。
そこに薪を入れて燃やし、それで蒸気を発生させておったようなことなのです。
薪て! 21世紀に!
どんだけ古いねん、このボイラー。
さすがに薪システムを今まで通し続けてきたわけではなく、時代の流れとともにオイル原料にコンバートされており、地下室にはでっかいオイルタンクが残されております。
オイルて! 薪よりは現代かもしらんが。
その後さらにガスを燃やす形式にコンバートされ、今に至っておいでです。
いくらなんでも100年もののボイラーを燃やし続ける根性なかったので
21世紀の機材に交換することにしました。
↑これが新しいボイラー。
すごく小さいです。
テクノロジーの進化ってすばらしいわ。
とまあこう書くとアッサリしたもんなんですがね。
暖房用のボイラー交換は前の家でもやったのですが、今回はその5倍ぐらい面倒臭かったです。
何故かというと
1) チムニーの工事をしなければならなかった
ボイラーの排気はチムニー(煙突)経由だったのですが、チムニーの内側にクレイを塗っていなければならない決まりなのに塗られておらず、2本のダクトを通す工事を依頼するハメに。
2) アスベスト除去の専門家を雇わなければならなかった
このボイラーの内側にびっしり、配管のまわりにベッタリとアスベストが使用されており、専門の業者に除去を依頼するハメに。
気が遠くなるようなひと財産、使いました……。
メインドレインパイプの交換
築115年のこの家の配水管はもちろんキャストアイアンです。
寿命が80~100年と言われるところをとっくに超えた、そら恐ろしいモンが家中に張り巡らされておるわけです。
で、お約束のごとく。
地下室のメインドレインパイプにがっちりとヒビが入っております。
その上の横向きの配水管にもヒビ割れ。
前の家でも地下室の配水管に見事なヒビが入り、オノレで交換したことがありました。
でも今回は縦向きで、それに連なる上側のパイプも逝っております。
どんなにがんばってもオレの腰では自力交換は無理です。
プロに頼みましたが 途中で上から崩れ落ちてきたら走って逃げるからね と笑って言われてしまいました。
ビフォー。
アフター。
新しいドレインパイプもキャストアイアンです。
上に連なるパイプの重量に耐えるためには、キャストアイアンじゃなきゃ駄目だってプラマーが言うんです。
この新パイプに亀裂が入るころにはあたしゃ生きてませんから、もう何だっていいんです。
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