ここは3階の廊下です。
そして3階から2階への階段↓(写真がボケとるわい)。
何が悲しいって、びっしりと敷き込まれた薄汚いカーペット。
この家を買って真っ先にやったのが、家中のカーペットを引っぺがすことでした。
そして3階全体と階段のあたりはプラスター仕上げになっているのですが
「スパニッシュ」と呼ばれる渦巻き模様がつけてあり
そのダサさは到底我慢できるものではありません。
水漏れによって壁のそここにひび割れが生じており
プラスターもペリペリと簡単にはがれて落ちてしまうところがたくさん。
ダメージを受けた壁をはがし、スキムコートを塗る、という作業をここひと月ほどえんえんと続けています。
この作業は渦巻きテクスチャーつぶしだけでなく、ひび割れの補修も兼ねています。
ひび割れた箇所は徹底的に取り除きます。
シートロックのない時代の壁はラスと呼ばれる細い木の上にプラスターが塗られているのですが
くずしているうちに髪の毛のようなものがウジャウジャ出てきました。
げ。死体でも塗りこめられてんじゃ……
と気持ち悪くなったのですけど、これはHorse Hair Plaster といって、馬の毛をプラスターに混ぜ込んで強度を出す手法であり、ホンモノのOld Houseの証拠のようです。
また、プラスター部分は「ゆるゆる」の箇所は取り除く必要がありますが、しっかりくっついている箇所は残す方がいいそうです。
シートロックにはない厚さ、除湿効果、防音効果があるとか。
取り除くのがここまで広い範囲だと、シートロックを張って補修。
小さいとプラスター塗り籠み。
プラスターはジョイントコンパウンドをほんの少し水で薄めたものを塗っています。
プラスターのレシピもいろいろあるようで、プロは乾きの早いプラスター・オブ・パリスを水で練ったものを使用するのが主流のようです。
その他にも練ったプラスター・オブ・パリスとジョイントコンパウンドを半々にするレシピ、さらにそこに酢を加えると強度が出るというレシピなど。
私は使い慣れたジョイントコンパウンドにしてみました。
簡単ですし。
ここはサンルーム。
あまりにもグダグダにひび割れた地帯。
壁に飾りのモールディングがついており、その上から渦巻きプラスターが塗りたくられていました。
モールディングをキープするのを諦め、真っ平らにしてやりました。
ドアで区切れない共有部分の作業をしています。
ドアで区切れる部屋は引っ越し後に作業できますからね。
コメント
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ドライウォールの世界も深いですね~。 プロは、”hang"するのは肉体労働なので、それは頼んで、自分はテーピングとフィニッシュをする人がおおいですが、brookさんは全部一人でおやりになっているのですね、、、さすがです。 埃も凄いですよね。 radiatorの後ろあまり間が無さそうですが、大変でしたか?
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プロに頼んだ場合、下地の補修は、塗った後では、やってくれたのかどうか、分からないですよね。その点、自分でやれば、納得ですけど、手抜きできないので、仕事は増え続けますね。楽しみながら(仕事が多すぎて、しんどそう)、ゆっくりやってください。
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この家はドライウォールがほとんどない家なのでね……。
プラスター補修って、シートロックを張る箇所の方が圧倒的に少ないんですよ。
ドライウォールにテーピングで全部しのげるのなら、どれだけ仕事が楽かと思います。
プラスターのスキムコートはドライウォールと違って技術がいるし、結構いい値段するので、自分でやっている用な次第なのです。
だんだん上手になってきました。
> radiatorの後ろ
radiatorをいったん外そうかといま考え中です。
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>プロに頼んだ場合、下地の補修は、塗った後では、やってくれたのかどうか、分からないですよね。
そうなんですか?
キチンと補修しないと、すぐに表面が割れてくるので一発で分かると思っていました。
後、ベッドルームが全部残っています。
ベッドルーム、5部屋もあるんです……(のーん)。