1階のトイレ完全リフォーム、床のセメントタイルはり

セメントボードによる下地作り

このトイレの床にはタイルを貼ります。
その下準備として、「セメントボード」と称されるボードをコンパネの上に貼っていきます。

いわゆる「セメントボード」にもメーカーによっていろいろあるのですが、今回はDurockというブランドのものを選びました。

厚さは1/4インチと1/2インチがあり、元々の床がタイルの二重張りだったので、高さの出る1/2インチのを張りました。

専用のビスを使用します。

ボードとボードのつなぎ目のところは、シンセットモルタルをぬって平にしておきます。

ビスは絶対にヘッドが出ないようにしとかなきゃなりません。
この上にはタイルを張る予定なのですが
ヘッドが出てると、タイルが飛び出したり割れたりしてしまいます。

ここはトイレなので、ヘッドのところにはシンセットモルタルはぬりませんでした（手抜き）。

セメントタイルを買ってみた

で、床のタイルなんですけどね〜　
最近のタイルのトレンドであるセメントタイルを張りたいのアタシ　
憧れまくっていたのアタシ　

セメントタイルって高いので、バスルーム全体とかは絶対ムリ。
だから狭いトイレで欲を満たしてみたいのアタシ　

最初はね、モノトーンの幾何学模様のにしようかなと考えていたの。
私は基本、極力シンプルに我を出さない方向でリノベーションする主義なんだけどトイレぐらい趣味に走ってもよくね？
派手にしちゃってもよくねくね？

というわけで、メダリオンという柄に決めてサンプルをネットで1枚取り寄せてみました。

うーん……なんかイメージと違う。
こんな青々しいのではなく、グリーンぽいのがほしい。
あれこれ考えているうちに、どんどん可愛い色のが良く思えてきましてね。

それにこのネットオーダーの会社、送料に185ドルも取るんですよ奥さん!
あたしゃ結構な大都会に住んでるんで、タイル屋なんか輪ゴムで束ねて道ばたで売れるぐらいあるし。
そこで地元のタイル屋に出向いて、買うことにしたのがコレ↓

かわいいわ〜。
私にまるでふさわしくないメルヘンなお色だわ。

それにこのタイル、結構分厚いの。
左がサンプルのタイル、右が買うことにしたタイル↓。

ちなみにこれらのセメントタイルは1枚1枚手作りで、大理石の粉なんかが混ぜてあって強度が高いそうです。
施工はちょっと技術がいるらしいんだけど、たぶん私ならできる。
と、また根拠のない自信で迷うことなくギリギリの枚数を購入しました。

タイルを貼る

いよいよ床にセメントタイルをはっていくわけですが、レイアウトを決めるために仮置きしてみます。

昔の家です。
もちろん直角じゃない。ゆがんでいます。
ギリギリの枚数しか買っていないので、必死で考えます。

奥の方から少しずつはっていきます。
no sanded のシンセットモルタルを少ない面積に塗って、少しずつ少しずつはります。

タイルを切るのはタイルカッターで。

分厚いし、なにせセメント製なので、もうドロッドロになりましたわ。

トイレのドレインパイプのところのカットが一番気を使いました。

スペイサーは1/16を使用しました。
やはり少しでも目地があると強度が出るので。
セメントタイルは目地をできるだけ薄い、というか、細く施行しなければ美しくありません。

無事全部張り終えました。
余ったタイルは1枚のみ（冷や汗）。

普通のタイルだと翌日には目地いれちゃったりしますが、セメントタイルの場合3日おいた方が良いとのことです。
それと、目地を入れる前にシーラーを塗ります。
はみ出した目地用のグラウトがタイルに付くと、変色したりするためです。

シーラーを塗らずに目地入れする場合は、まめにはみ出したグラウトを拭かないとまずいです。

目地入れ後やはり3日おいて、もう一度全体にシーラーを塗ってできあがり。

ドア下には真っ白なマーブルを入れました。