3階バスルーム工事の続きです。
下準備
目地入れに取り掛かる前の一仕事。
タイルの目地を入れるラインに、シンセットモルタルがむにゅっとはみ出しているところを掃除します。
「むにゅ」が残っていると、目地がムラになってしまうからです。
カッターナイフで削り取っていきます。
プロのタイル職人さんだと、この「むにゅ」がほとんどないんですよね。
私は当然シロートなので、「むにゅ」は大量発生しております。
「むにゅ」はカチコチに固まると削りにくいので、私はなるべく早い段階で取り除くようにしています。
目地入れ
目地にはエポキシグラウトを使うつもりでした。
エポキシグラウトは従来のモルタルベースのものに比べて耐久性に優れ、ヒビも入らず、シーラントを塗る必要もなく、変色せず、カビも生えない、らしいのです。
カビが生えないんですよ、奥さん。
カビが、生えない。
一生カビ掃除しなくて済むんですのよ奥さん!!!
でも施工がちょっとむずかしいようなのですね。
大抵A剤とB剤を混ぜ合わせ、完全に凝固しないうちに塗りつけて、余分を素早く拭き取る。
このA剤とB剤を混ぜ合わせっていう作業が嫌です。
混ぜる量が多すぎると固まって使い物にならなくなるし、「ちょっと足らんな」という際いちいち混ぜなくっちゃならない。
それに値段が高いんですよねー。
うーぬうーぬとリサーチした結果、Fusion Proというグラウトを使ってみることにしました。
これは混ぜ合わせの手間のない、すぐに塗りつけられる状態のグラウトで、アクリルとシリコン樹脂でできています。
カビやシミに強くシーラントを塗る必要がないところはエポキシ系と同じで、伸びがよく施工はより簡単らしい。
コツとしては、少ない面積に塗ってすぐに拭き取る。
拭き取るのに使用したスポンジは小まめに洗う。
一区画終えるごとに最後の仕上げとして、マイクロファイバーのタオルでタイル面全体をそっとなぞる。
そうすることでタイル面にグラウトの薄い皮膜ができるのを防ぎ、タイルが曇ってしまうことがなくなります。
シャミおをスポンジ洗い職人に任命し、ひたすら目地を入れていきました。
うかうかしてるとグラウトが固まっちゃいますから、作業中の写真はありません。
目地を入れ終わって全体を見てみると、なんかタイルの色が均一じゃないんですけどーーー!!!
シリアルナンバーの違う箱が混ざってたみたいで、微妙な色の差が……。
気づいたところでどうしようもないので、気づかなかったふりして暮らしていきますけどね。
「タイルを箱買いするときはシリアルナンバーをチェックしなければならん」という学びを得た、とポジティブに考えることにしましょう。
コメント
SECRET: 0
PASS:
もうね…凄すぎる!
もはや職人さんですね。私も家をセルフリホォームしたいのですがド素人で壁とかペンキ塗るのとか躊躇しまくってます(^-^;
いつもブログめちゃくちゃ参考に、最初から読んでます。これからも楽しみにしています。腰痛があるみたいですので痛めないよう温めて、無理なさらぬようにしてくださいね。海外しかもニューヨークなんて凄く憧れます
映画でしかみたことがないです。私も生きているうちに一度くらい行けるのか??
遠い日本から応援しています(^^)v
SECRET: 0
PASS:
最初から読んでいただいているなんて!
恐縮です。とても嬉しいです。
棚をつけて便利にしよう、みたいなところから始まって、どんどんドツボにはまっております。
あくまでシロートですし、歳くってますし(笑)、好きだけでやってるようなもんです。
その気になれば誰にでもできると思いますよ。
セルフリフォーム、頑張ってみてくださいね。
お気遣いと応援ありがとうございます。
SECRET: 0
PASS:
「はいっ‼もうステキ!」タイルの色も素敵です。なんか意図的にミックスしたような感じですね。この目地は混ぜる系のと言う事ですが、匂いとかはないのでしょうか?
目地埋め作業は、中腰姿勢で大変だったのではないでしょうか。ご自愛ください。
SECRET: 0
PASS:
>この目地は混ぜる系
私の使ったFusion Pro「混ぜる系」ではなく、すぐに塗りつけられるタイプです。
匂いはほとんど感じません。
材料がシリコン樹脂とアクリルなので、エポキシ系特有のキツイ匂いはないですね~。
強度はどうなのかな……。
4~5年経たないと分からないですね。
いつも気遣ってくださってありがとうございます。